焦らせない・支えすぎない。パーキンソン病の介助で大切なこと

事業所から

パーキンソン病の方の介助で気をつけたいポイント

パーキンソン病の方の介助では、日常のちょっとした工夫が大きな安心につながります。
「動き出しが遅い」「転びそうで心配」「つい手を貸しすぎてしまう…」
そんなお悩みをよくお聞きします。

今回は、ご家族や介護者の方が知っておくと安心できる
パーキンソン病の介助で気をつけたいポイントをまとめました😊。

🦵 1. “すくみ足”のときは焦らせない

パーキンソン病の特徴のひとつに、「すくみ足」と呼ばれる症状があります。
歩き出そうとしても足が前に出ない、途中で止まってしまう、という状態です。

このとき、「早く歩いて!」と声をかけるのはNG。焦りや緊張でさらに動けなくなってしまうことがあります。

代わりに、「1歩ずつ」「大丈夫、ゆっくりね」などの優しい声かけを心がけましょう🌿。
また、床にテープを貼って“線をまたぐ”動作を意識させると、足が出やすくなる場合もあります。

🪑 2. 立ち上がりやすい環境を整える

パーキンソン病の方は筋肉がこわばりやすく、立ち上がる動作に時間がかかることがあります。

  • イスの高さを少し高めにする
  • 手すりや肘掛けをつけて、立ち上がりをサポート
  • 床に滑り止めマットを敷く

「立つ→止まる→1歩出す」という流れを一緒に確認しながら、ゆっくりサポートしてあげましょう。

🚶‍♀️ 3. 転倒予防の工夫を

転倒はケガや骨折の原因になるため、環境づくりがとても大切です。

  • 床に物を置かない
  • 段差を減らす
  • 滑りやすいスリッパは避ける
  • トイレや廊下に夜間照明を設置

訪問マッサージやリハビリで下肢の筋肉をやわらかく保つことも、転倒予防に効果的です🌸。

💬 4. 声かけはゆっくり・はっきり

パーキンソン病では、動きだけでなく言葉の理解や反応のスピードも少しゆっくりになることがあります。
焦らず、相手のペースに合わせてゆっくり・やさしく・短い言葉で伝えるのがコツです。

たとえば、
「立ちましょう」よりも「じゃあ、ゆっくり立ちましょうね」
「ご飯にします」よりも「ご飯の時間ですよ、座りましょう」など、
動作をイメージしやすい言葉を選ぶと伝わりやすいです😊。

💆‍♀️ 5. 無理のない範囲で“身体を動かす”サポートを

動かさない時間が増えると、関節が固まったり、筋力が低下してしまいます。
日常の中でできる範囲でストレッチや軽い体操を取り入れると良いです。

訪問マッサージでは、筋肉をやさしくほぐして血流を促し、
動きやすい身体づくりをお手伝いしています🌿。
「動かすきっかけをつくる」ことが、介助の大きな支えになります。

📝 まとめ

パーキンソン病の介助で大切なのは、
焦らせず、安心して動ける環境と声かけを整えることです。

訪問マッサージでは、介助するご家族の負担を減らしながら、
ご本人が「自分でできる」を少しずつ取り戻すお手伝いをしています。

「動きが固くなってきた」「転倒が心配」「介助のコツが知りたい」
そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください💐。

📞 ご相談はお気軽にどうぞ

「訪問マッサージ・鍼灸について知りたい」「自分も対象になるか確認したい」など、
どんなことでもご相談ください。

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