介助のときの「身体の使い方」— ご家族の負担を軽くするコツ

事業所から

🤝 介助のときの「身体の使い方」を知るだけで、負担はぐっと軽くなります

ご家族を介助するとき、「腰が痛い…」「抱え上げるのが大変…」という声をよく伺います。 実は、介助はコツを知っているかどうかで、身体への負担が大きく変わってきます。

🌿 なぜ腰を痛めやすいの?

多くの方が、腕や背中の力だけで相手を支えようとしてしまうためです。 人の身体は、背中よりも脚や骨盤を使った動きのほうが力を分散でき、安定して動かせる仕組みになっています。

🧡 今日から使える“介助の基本”

① 相手に近づく

離れた位置から引っ張るのは負担が大きく危険です。 なるべく身体を近づけて、重心を合わせるようにします。

② 足を前後に開く

前後に足を開いて立つと、自然とバランスが取りやすくなります。 腰ではなく、脚で支えるイメージです。

③ 腰を曲げず、膝を曲げる

「腰を落とす=腰を曲げる」ではありません。 膝を曲げてしゃがむことで、腰に負担がかかりにくくなります。

④ “持ち上げる”ではなく“体重移動”

抱え上げようと力むのではなく、相手の体重の流れを作るとスムーズに動かせます。

例えば立ち上がりは、 「前へ → 上へ」の順番で重心を移すのがポイントです。

🪑 立ち上がり介助の例

① まず姿勢を整える(深く座りすぎていたら少し前へ) ② つま先は少し前向き、足は肩幅に ③ 介助者は近くで膝を軽く曲げる ④ 「いきますよ」の声かけ → 前方へ重心移動 → そのまま上へ

これだけで「腰が楽になった!」と驚く方がたくさんおられます。

💆‍♀️ 訪問マッサージができること

・ご本人の筋緊張をゆるめ、動きやすい身体に整える ・関節可動域を広げ、介助が“軽くなる”身体づくり ・ご家族へ、生活動作に合わせた介助方法をご提案 ・安全な立ち上がりや移乗の練習

介助が楽になると、ご家族の負担が軽くなるだけでなく、 ご本人さまの「できること」も増えていきます。

🌼 まとめ

介助は、力任せに行う必要はありません。 身体の使い方を少し工夫するだけで、驚くほど楽になります。

お互いに無理なく、安心できる介助方法を一緒に見つけていきましょう。

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どんなことでもご相談ください。

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