パーキンソン病とは?
パーキンソン病は、脳の「黒質(こくしつ)」という場所にあるドーパミンという物質が減ってしまうことで起こる神経の病気です🧠
ドーパミンは体をスムーズに動かすために欠かせない役割をしていますが、減ってしまうと「動きが遅くなる」「体がこわばる」「手足が震える」などの症状が出てきます。
発症は50歳以降が多いといわれていますが、若い方でも起こることがあります👨👩👧👦
日本ではおよそ16万人がパーキンソン病と診断されており、高齢化に伴って今後も増えると考えられています📈
主な症状
パーキンソン病の症状は大きく「運動症状」と「非運動症状」に分けられます。
🚶♀️ 運動症状
- 安静にしている時に手足が震える(安静時振戦)🤲
- 筋肉が硬くなり、体を動かしにくくなる(筋固縮)💪
- 動きがゆっくりになり、細かい作業がしにくくなる(無動・寡動)🐢
- 歩き出しにくい・小刻み歩行になる(すくみ足)👣
- バランスを崩しやすく、転倒しやすくなる(姿勢保持反射障害)⚠️
🌿 非運動症状
- 便秘や排尿回数の増加、立ちくらみなどの自律神経症状🚻
- 記憶力の低下やもの忘れ、気分の落ち込み😔
- 睡眠障害(日中の眠気や夜眠れないなど)😴
- においを感じにくくなる👃
- 疲れやすくなる、体重減少、筋肉痛など💤
治療方法について
現在のところ根本的に治す治療法はありませんが、薬物療法や手術療法により症状の進行を抑えたり、和らげたりすることが可能です。
- 薬物療法: ドーパミン不足を補う薬(レボドパなど)や、ドーパミンの作用を助ける薬を使います💊
- 手術療法: 脳深部刺激療法(DBS)と呼ばれる方法があり、適応のある方では振戦や無動などの症状が軽減されることがあります⚡
症状や進行には個人差がありますので、医師との相談が大切です👩⚕️👨⚕️
訪問マッサージでできること
薬だけでは取りきれない「筋肉のこわばり」や「動きにくさ」に対して、訪問マッサージが役立つことがあります👐✨
🌟 例:当院での取り組み
80代男性のAさんは、パーキンソン病を発症して5年。週2回の訪問マッサージを継続されています。
- 施術の工夫: 膝から下にホットパックを当てて温め、血流を良くしてから横向きで首・肩・背中・腰・腕・足先まで丁寧にマッサージ。ご本人の希望に合わせ、下肢に多めの時間をかけています。
- 効果の実感: 「歩き出しがスムーズになった」との喜びの声をいただいています😊
- 簡単なリハビリ: 壁に手をあてて、ハーフスクワットなど、見守りのもとで安全に実施🏋️♂️
- コミュニケーション: 施術中は好きなスポーツの話題で盛り上がるなど、心のケアも大切にしています⚾⚽
半年ほど経った現在、筋肉の痛みの軽減や歩行時の動き出し改善などの変化が見られています。患者様やご家族からも「毎回の訪問が楽しみ」とのお声をいただいています✨
📝 まとめ
パーキンソン病はドーパミン不足によって起こる進行性の神経難病です。
手足の震えや体のこわばり、動作の遅れなどの運動症状に加え、便秘・睡眠障害・気分の落ち込みなどの非運動症状も現れます。
訪問マッサージでは、血流促進や筋肉のこわばりを和らげることによって、動作のしやすさや生活の質向上をサポートできます💐
「家にいながら施術を受けたい」「歩き出しが不安」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください📞
📞 ご相談はお気軽にどうぞ
「訪問マッサージ・鍼灸について知りたい」「自分も対象になるか確認したい」など、
どんなことでもご相談ください。


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